観察日記

10月の観察日記(動物)
10月の森を歩いていると、足元にごろごろと転がる大きな木の実を見つけました。
この木の実は、日本で一番大きなどんぐりをつける「オキナワウラジロガシ」のどんぐりです。
ここ徳之島には、この木の立派な群落がいくつもあります。
落ちているどんぐりをよく見ると、齧られているものがあります。
この「食痕」を残した主は、日本最大のネズミで徳之島と奄美大島、沖縄島に生息する「ケナガネズミ」。
樹上性のケナガネズミが、木の上でオキナワウラジロガシの若いどんぐりを齧り、ぽいっと下に落としたものだったのです。
日本一大きなどんぐりと、日本最大のネズミ。
徳之島の豊かな森の中に息づく、生きものたちの命のつながりを感じることができました。

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