観察日記

4月の観察日記(植物)
徳之島に生育するスミレの仲間に、ヤクシマスミレという種があります。
徳之島のほかは、屋久島・奄美大島・沖縄島の北部に分布し、山地の限られた場所に生える植物です。
4月のある日、センター職員で山登りをした際、苔の繁茂した岩の上に、小さな白い花がいくつも咲いているのを見つけました。
よく見るとこの花です。
花は1円玉よりも小さく、株全体も掌に収まるほどの小さなこのスミレ。
白い可憐な花は、花弁5枚でできており、そのうち中央にある一枚だけに、スミレ色の線がアクセントとして入ります。
徳之島世界遺産センターに帰ってから、ジオラマ展示『いのちのにぎわい箱庭』の『山頂の森』エリアにあるヤクシマスミレのレプリカを見てみました。
実物を見た後なので、実際の姿とその生育環境がうまく表現されていることにあらためて感心しました。

