#冬の一覧
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2月の観察日記「動物」
2月の徳之島は雨の日が増え、湿度も一段と高まってきました。この湿り気に誘われるように「アマミイボイモリ」の活動も活発になっています。アマミイボイモリは徳之島、奄美大島、請島にのみ生息する固有種です。現在は環境省レッドリストで絶滅危惧II類(VU)や鹿児島県の天然記念物に指定されています。2月の観察では1匹でのんびり歩く姿のほかに、2匹が隣り合ってじっと寄り添っている様子も見られました。アマミイボイモリの繫殖期のピークは2月頃。この時期、水辺の近くではこうして複数の個体が集まったり、寄り添ったりする姿が見られるようになります。イモリ科の中では原始的な姿を留めているとされているアマミイボイモリ。彼らが長い時間の中で、姿を変えずに命をつないでこれたのは、徳之島の豊かな自然があったからこそ。この貴重な生きものたちがこれからも安心して命をつないでいける環境を大切に守り続けていきたいですね。
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2月の観察日記「植物」
2月も下旬になると寒気が入ることもなくなり、島は急に春めいてきました。徳之島北部にある天城岳の山肌は、新緑でまだら模様となっています。オキナワウラジロガシの森も落ち葉がハラハラと舞い、葉の更新が進んでいます。そんな森を通る林道歩きの際、エコツアーガイドさんに教えていただいた地味な木。シマミサオノキという名で、背丈より大きいくらいの小さくて細い木です。よく見ると、葉脈が浮き出た少し変わった葉っぱをしています。この木は、材にねばりがあって折れにくいので、昔は道具の柄や釘の代わりなど、さまざまな用途に使われるとても大事な木でした。また、沖縄では神聖な木として、魔除けなどに用いられることで知られています。
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「やせいのいきもの絵画展」作品展示のお知らせ
徳之島を含む奄美群島には、世界的に見ても生物多様性が高く、固有種や希少種だけでなく、多様ないきものが島の生態系を支えています。奄美自然体験活動推進協議会では、毎年「やせいのいきもの絵画展」を開催しています。今年度は「みんなで守りたい島の家族」をテーマとし、皆さんが大切な島の家族と考えている生きものの絵画を奄美群島内の小中学生を対象に募集しました。徳之島世界遺産センターでは、今回の絵画展の入賞作品と徳之島内から応募された全作品を展示しております。子どもたちの目を通して描かれた「島の家族」を、ぜひこの機会にご覧ください。●期間:2026年2月16日(月)~3月1日(日)●会場:徳之島世界遺産センター●展示内容:「やせいのいきもの絵画展」入賞作品および徳之島からの応募作品みなさまのご来館を心よりお待ちしております。
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1月の観察日記「植物」
1月のある日、センターの職員で外歩きをした際、カラスウリの仲間の実を2種類みつけました。そのひとつが、海岸のアダンの茂みに生えていたケカラスウリの実。鮮やかな赤色が目立ちます。ビワの実くらいの大きさで、先が細長くのびるという特徴があります。もうひとつは、林に生えていたオオカラスウリの実。鶏卵よりやや大きい、オレンジ色をした実が、長いつるで木からぶら下がっていました。この実のみどころは、その中身です。実を割ると、中には暗緑色の果肉と種。腐っているのではなく、もともとこんな色をしているのだそうです。どんな生きものが、こんな色の果肉を食べて、その種を運ぶのでしょうか?
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1月の観察日記「動物」
1月も下旬を迎え、人間にとっては寒さが身に染みる季節ですが、森の中では生きものたちが命をつなぐための活発な営みを観察することができました。先日、アマミアオガエルの泡巣(あわす)を確認するため、森の中のとある水辺を訪れました。島の方言で「ビッキャ」や「アッタラ」の名で親しまれているこのカエルは、冬から春にかけて繁殖期を迎えます。この日も、水辺の周りに彼らが産み落とした「泡巣」がいくつか確認できました。静かな森に「キャラララ」という美しい鳴き声が響き渡っていました。その水辺のすぐ近く、足元に目を向けると、そこには徳之島最大のカエル、アマミハナサキガエルの姿が。さらにそのすぐ近くには、じっと息をひそめるヒメハブの姿も。ヒメハブは比較的低温に強く、冬場に繁殖するカエルも捕食します。この日、目の前に広がっていた光景は、まさに徳之島の豊かな生物多様性そのものでした。
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講演会「妖怪から学ぶ 自然と暮らしの多様な見え方」を開催しました。
12月12日、奄美の民俗博士として知られる 町 健次郎 氏をお迎えし、講演会「妖怪から学ぶ 自然と暮らしの多様な見え方」を開催しました。妖怪という存在を通して浮かび上がる、先人たちの暮らしや、自然との向き合い方。そしてそこに育まれてきた文化を、豊富な知識とともに、丁寧にひも解いていただきました。お話の中には、徳之島にしかいない妖怪の紹介もあり、会場からは思わず「へぇ!」という声がこぼれる場面も。学びと驚きが重なり合う、とても充実したひとときとなりました。
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講演会「徳之島の海岸線は宝がいっぱい」を開催します!
1月17日(土)、徳之島世界遺産センターにて講演会を開催いたします。テーマは「徳之島の海岸線は宝がいっぱい」。阿権浜しぜん館・館長の西村奈美子さんをお迎えし、魅力的で不思議な徳之島の海辺についてお話をしていただきます。世界遺産に登録されてから、注目が集まりやすいのは徳之島の森の珍しい生き物たちですが、島の海辺は島民も大切にしてきた命の宝庫。何度も海岸を歩き、観察する中で発見してきたその魅力に迫ります。徳之島ならではの海の生き物たちと、世界の海と繋がるこの島に流れ着く“宝”を楽しく、詳しく学べるこの機会をお見逃しなく!📅日時:1月17日(土)19:00~20:30📍場所:徳之島世界遺産センター👥定員:先着50名🍃推奨:小学生以上💰参加費:無料📸Instagram(@whcc_tokunoshima)にてライブ配信あり☎申込方法:電話申し込み(0997-84-0726)
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12月の観察日記「動物」
冬の気配が深まり、徳之島の空に「ピックイー」という澄んだ声がよく響くようになりました。その声の主は、秋の渡り鳥として知られるサシバです。本州・四国・九州では夏鳥として親しまれているサシバですが、奄美群島では冬鳥として秋から春にかけて島で過ごします。そのため徳之島では、サシバの声が聞こえ始めると「秋が来たなぁ」と感じる方も多く、季節の移ろいを告げる鳥として島の人々に親しまれてきました。サシバは農地や山地で生活しています。木の枝や電柱の上にとまり、じっと周囲を見渡しながら、餌となる昆虫やネズミを探す姿がよく見られます。サシバは猛禽類の中でも比較的環境適応力が高く、里山や人の暮らしに近い環境を利用しながら狩りを行うことが知られています。空高く舞う姿も美しいですが、静かに佇むその様子には、どこか凛とした風格があります。遺産センターのテラスに出てみると、運が良ければ、このあたりに住み着いているサシバの姿や鳴き声を確認することができます。ご来館の際は、ぜひ空や周囲の電柱にも目を向けてみてください。サシバとの出会いが、季節を感じるひとときになりますように。
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12月の観察日記「植物」
年末のある日、センターの職員総出で、正月に飾る門松作りをしました。門松は、徳之島の多くの家で、正月に門前に飾られます。もともと奄美群島では、正月に竹と松の枝、シイの枝などを束ねて門に飾る風習がありました。それが今では、竹の幹と松の枝がメインの、全国的にある正月飾りの門松に変わってきたようです。それでもこの島の門松は、在来の植物を野山から切ってきて自作することが多く、そのため独自の材料を使うという特徴があります。徳之島世界遺産センターでも、オープン以来初めてとなる門松を作ることにしました。竹のほか、松として在来種のリュウキュウマツ、シイ、ヒメユズリハ、そして鮮やかな実がアクセントとなるセンリョウも使います。まず、ノコギリで斜めに切った竹を束ねます。そして束ねた竹を鉢に入れ、松やシイ、その他の材料を竹の周りに配置して、門松が完成しました。この門松は、年末年始の間、センター入口に飾られます。
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年末年始休館のお知らせ
徳之島の空気も少しづつ年の瀬の気配をまといはじめました。センターから、年末年始の休館スケジュールをお知らせいたします。◎年末年始の休館期間2025年12月29日(月)~2026年1月3日(土)◎新年の開館1月4日(日)より通常通り開館いたしますまた、ただいま館内では企画展「オビトカゲモドキとタニムラアオイ」を開催中。徳之島世界遺産センターのシンボルマークに選ばれているこの2種はどちらも徳之島の固有種。その魅力あふれる生態を知ることができる展示となっています。皆様のお越しを、お待ちしています!
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