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五月の観察日記「植物」
徳之島は、例年5月中旬に梅雨入りします。島でちょうど同時期に開花する、「梅雨入りを告げる花」がいくつかあります。そのひとつはイジュの花。ツバキ科の高木で、ツバキに似た白い花を咲かせて目立つ木です。イジュは在来種ですが、植栽されたものがよく見られます。材は建築用材などとして使われるほか、かつては樹皮を、魚を捕るための魚毒として利用していました。 もうひとつは、コンロンカの花です。アカネ科のつる植物で、林道沿いや道路わきなどでよく見られます。花の本体よりも、花を囲む葉が白くて、とても目立ちます。島での方言名は、「童泣かせ」を意味する「われなかさ」や「われなかしかんじゃ」(「かんじゃ」はつる植物のこと)。昔は子どもの仕事でもあった薪集めの際、薪をくくるためのつるとしてコンロンカを選んでしまうと、つるが切れやすくて困ることに由来するのだそうです。
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五月の観察日記「動物」
5月の森には、ひそやかな色が灯りました。木の上から瞳を光らせるのは、リュウキュウコノハズク。その褐色の羽は、闇の中で溶け込む術。そして夜の森の中で赤い瞳を光らせるのは、オビトカゲモドキ。漆黒に浮かぶ縞模様は、とても幻想的です。林道をそっと歩くのは、アマミヤマシギ。太くて長いくちばしに、淡褐色の体。一目会えば、もう一度会いたくなる存在です。徳之島に広がる、小さな自然のきらめきを感じることが出来ました。
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四月の観察日記「動物」
春の足音とともに、あたたかな日差しに包まれる4月は様々な生きものたちと出会うことが出来ました🌸その一部をご紹介します。たとえば森の中、澄んださえずりと特徴的な赤い羽根と黒い胸が目を引くアカヒゲ。夜の池には、アマミアオガエルのペア。しっとりとした空気の中、夜の気配とともに静かに姿を現します。そして木の幹に目を凝らせば、ぴたりと張り付くように潜むオキナワキノボリトカゲ。木肌にまぎれながらも、その愛らしい姿にはつい目を奪われてしまいます。こうした出会いは、ほんのわずかな時間かもしれません。けれど、徳之島の自然の豊かさを語りかけてくれる瞬間でもあります。5月はどんな出会いが待っているのでしょうか。
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四月の観察日記「植物」
4月のはじめ、アオバナハイノキの花を見に行きました。3~4月に1cmほどの大きさの淡い青紫色の花が多数咲き、木全体が華やかになります✨個々の花をよく見ると、花粉の鮮やかなオレンジ色がアクセントになっています。この木は徳之島では、南部の森に局所的に生えています🌳開花期間が短いこともあって、花を見ることが難しいと言われます。また、この木は徳之島以外では、沖永良部島と沖縄島北部にしか自生しません。徳之島でアオバナハイノキが見つかったのは、わずか10年ちょっと前の2014年のこと。徳之島の自然には、まだまだ未解明の部分が残されているであろうことを、林道わきで咲き誇るこの木は教えてくれます。
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職員による「観察日記」始めます!
このたび、徳之島世界遺産センターのHPで職員による「観察日記」をスタートすることになりました✨センターの周りや森の中、海辺を歩いていると日々さまざまな発見があります。「昨日で咲いてなかった花が咲いている!」「こんな場所にこんな生き物が!」徳之島の豊かな自然の中では、ちょっとした変化や出会いがとても面白いんです🔍この観察日記では、職員がフィールドで見つけた動植物の様子や、季節ごとの自然の変化を写真とともにお届けします📸みなさんも徳之島の自然を身近に感じながら、一緒に発見を楽しんでいただけると嬉しいです!🌱「次はどんな生き物が登場するのか?」🍃「季節が変わるとどんな景色になるのか?」日記の更新をお楽しみに!
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