#秋の一覧
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企画展「オビトカゲモドキとタニムラアオイ」開催
12月1日より、企画展「オビトカゲモドキとタニムラアオイ展」がはじまりました。この2種は徳之島世界遺産センターのシンボルマークになっている生きもの。どちらも世界中で徳之島でしか出会うことのできない、とても特別な存在です。…しかしその名前や姿、生態はあまり知られていません。今回の企画展では、そんな2種の”知られざる魅力”にじっくり迫ります。生態を深く学べるパネル展示に加え、お子さんも楽しみながら学ぶことができる塗り絵もご用意しています。ぜひお越しください!
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講演会「妖怪から学ぶ自然と暮らしの見え方」のお知らせ
12月12日、徳之島世界遺産センターにて、皆さんを魅力あふれる妖怪の世界へご案内します。テーマは「妖怪から学ぶ 自然と暮らしの多様な見え方」。奄美の民俗博士こと瀬戸内町立博物館・郷土館館長の”町 健次郎”さんをお迎えし、奄美群島の個性豊かな妖怪文化をひもときます。郷土や先人たちの暮らし、自然への畏怖を映し出す存在、妖怪。彼らの姿かたちや、地域ごとのちがい、語り継がれてきた数々の物語―。徳之島の豊かな文化の魅力に触れるひとときを、どうぞお楽しみください。📅日時:12月12日(金)19:00~20:30📍場所:徳之島世界遺産センター👥定員:先着50名🍃推奨:小学校高学年以上💰参加費:無料☎申込方法:電話申し込み(0997-84-0726)
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11月の観察日記「動物」
世界遺産地域を通る林道に、夜の生きもの調査に行きました。夜はだいぶ涼しくなってきたこの時期、夏の間は見かけなかった生きものたちが出てくるので、林道歩きが楽しくなります。散らばるシイのどんぐりを踏みながら歩いていくと、いつもいるオビトカゲモドキがさっそく出迎えてくれました。渓流沿いの道では、ところどころにアマミハナサキガエルがたたずんでいます。産卵が本格化する時期を前に、メスのお腹はふくらんでいます。近くの渓流では、なわばりでもあるかのように、岩の上にオスが陣取っていました。林道の水たまりでは、めずらしい生きものがいました。アマミアカガエルのオスたちです。繫殖期の彼らは、水たまりで、まるでお風呂につかるようにしながら、小さな声で鳴いてメスがやってくるのを待ちます。繁殖期以外は森の中で暮らし、林道でもあまり出会うことがないこのカエル。神経質でさっさと逃げてしまうので、写真を撮るのも苦労します。そして渓流沿いには、りっぱなハブも。倒木の上で川の方を向いて、なにかを待ち伏せしていました。そのほか、めったに見られないトクノシマトゲネズミが足元の茂みから駆け出していくなど、徳之島の森歩きらしい、充実した自然観察になりました。
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11月の観察日記「植物」
畑の脇や道ばたで、熟したソテツの実の鮮やかな色がのぞく季節になりました。ソテツが身近な徳之島ではこうした風景はおなじみですが、いつまでもそうではないかもしれません。奄美群島では2022年以来、東南アジア原産のソテツシロカイガラムシが猛威を振るっています。この虫はソテツの葉などに群がり、汁を吸って葉を黄褐色にさせ、ひどい場合は枯死させてしまいます。喜界島や加計呂麻島、請島、そして群島外の沖縄島でも侵入が確認されているほか、最初の侵入地である奄美大島では、ソテツが広範囲で壊滅的な被害にあっています。そのソテツシロカイガラムシが、ついに徳之島のソテツでも相次いで発見されました。島の玄関口である亀徳新港そばのソテツはそのひとつで、すみやかに伐採・処分され、跡地には薬剤がまかれました。島の北東端の金見地区でも樹齢300年と言われるソテツ並木に予防のための薬剤散布が行われました。代表的な観光地であるとともに、歴史的に重要なこの並木。今後も島内における被害拡大防止への取り組みが急務となりそうです。
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10月の観察日記「動物」
10月の森では、秋の訪れを感じる出会いがありました。日中に森の中を歩くと、あちこちから「カンカンカン」と鐘のように響くオオシマゼミの特徴的な声が聞こえてきます。オオシマゼミは日本産ツクツクボウシ属の中で最大の種です。この時期に成虫出現のピークを迎えるオオシマゼミの鳴き声を聞くと、徳之島に秋が訪れたことを感じます。夜の森では、アマミノクロウサギの「ピューイッ」という高い鳴き声も聞こえてきます。徳之島の自然を代表する固有種である彼らが、秋から冬にかけて活動的になり、元気に森を駆けまわる姿を見ると、改めて徳之島の命の豊かさを感じます。また、暗がりの森の中で出会ったカワセミも印象的でした。光沢のある青緑色の頭や翼の上面と、鮮やかな青色の背中。その美しい姿がライトで映し出され、まるで宝石のように幻想的でした。森の中で感じる風も少しずつ涼しくなり、秋の深まりを感じます。11月の森ではどんな生きものたちに出会えるでしょうか。
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10月の観察日記「植物」
徳之島の森の生態系の中心的存在であるオキナワウラジロガシやイタジイ。そのどんぐりの実の付き具合を調べる調査に参加しました。島内の世界遺産地域のとある森。歩道沿いにあるオキナワウラジロガシとイタジイの20本ほどが調査対象の標本木(ひょうほんぼく)となっています。調査では双眼鏡で標本木の梢を30秒ずつ数か所見て、見つけたどんぐりをカウントします。ずっと上を見ていると首が痛くなるので、なかなか大変な作業でした。こうした地道な調査の結果、どんぐりが多くできる『豊作』の年と、ほとんどできない『凶作』の年があることがわかっています。オキナワウラジロガシは、この日調査したすべての木で、どんぐりを見つけることができませんでした。去年に引き続き、今年も徳之島ではどんぐりが凶作のようです。一方、イタジイはある程度実を付けているものがほとんどで、鈴なりのどんぐりを多数数えられた木もありました。指導をしていただいた先生によれば、どんぐりの豊作・凶作は、どんぐりを食べるカラスバトやトクノシマトゲネズミ、ケナガネズミの子育てにも影響を与えるそうです。どんぐりをつけるカシやシイは、これら森の生きものたちの命を支える大事な木であることを実感した1日でした。
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「奄美のいきもの写真展」開催!
徳之島世界遺産センターでは、環境省によるアマミノクロウサギ交通事故防止キャンペーンの一環として、本日(9/15)から 11/15(土)まで「奄美のいきもの写真展」を開催します!2021年7月に世界自然遺産に登録された徳之島。人と自然の距離がとても近いことが、この島の大きな魅力です。その一方で、いきものの交通事故など、人の暮らしが自然に影響を与えている側面もあります。この写真展を通して、奄美のいきものたちを交通事故の被害から守るために、私たちにできる「思いやり」について一緒に考えてみませんか?📅開催期間:9/15(月)~11/15(土)📍場所:徳之島世界遺産センター運がよければ、人気者「あまくろ」に会えるかもしれません🐇💫
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職員による「観察日記」始めます!
このたび、徳之島世界遺産センターのHPで職員による「観察日記」をスタートすることになりました✨センターの周りや森の中、海辺を歩いていると日々さまざまな発見があります。「昨日で咲いてなかった花が咲いている!」「こんな場所にこんな生き物が!」徳之島の豊かな自然の中では、ちょっとした変化や出会いがとても面白いんです🔍この観察日記では、職員がフィールドで見つけた動植物の様子や、季節ごとの自然の変化を写真とともにお届けします📸みなさんも徳之島の自然を身近に感じながら、一緒に発見を楽しんでいただけると嬉しいです!🌱「次はどんな生き物が登場するのか?」🍃「季節が変わるとどんな景色になるのか?」日記の更新をお楽しみに!
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