観察日記

3月の観察日記(動物)
この冬も、徳之島には数多くの渡り鳥や海洋生物が飛来・回遊していました。
冬を越すためにこの島を選んだ生きものたちの季節が一区切りを迎えようとしています。
その中でも、猛禽類の仲間たちやザトウクジラは特に私たちの目を楽しませてくれました。
海岸沿いでは鋭い視線で獲物を探し、急降下するミサゴ。
農耕地の上空では「ピックイー」という特徴的な鳴き声のサシバや、ホバリングをして獲物を探すチョウゲンボウの姿が。
さらにはノスリやハヤブサなど、島内各地でその姿を見ることができました。
そして、青い海に目を向ければ、繁殖や子育てのために南下してきたザトウクジラのブロー(肺呼吸をするクジラが海面で息を吐きだす様子)やブリーチング(クジラが海面から身体を飛びださせるジャンプ)をする姿を見ることができました。
サシバは環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に、ハヤブサは準絶滅危惧(NT)に指定されており、ザトウクジラもかつては絶滅の瀬戸際に立たされていた歴史があります。
身近な存在でありながら、実はとても稀少な生きものたち。
次の冬もまた、彼らが徳之島へ帰ってこられるよう、私たちに出来る環境保全について考えていきたいですね。

