
ヤクシマスミレViola iwagawae
スミレ科
- 分布
- 琉球固有屋久島、奄美大島、徳之島、沖縄島
- 環境省レッドリスト(2020)
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箱庭では、足元にかわいらしい小さな花を咲かせている
高さ3~5cmほどの小型のスミレ。屋久島、奄美大島、徳之島では山地の湿った林内で見られ、沖縄島では渓流沿いに生育する。葉の長さは1cm前後と小さく、三角形から心形。徳之島では4~5月にかけて白い花を咲かせる。徳之島では本種を含め、4種のスミレが記録されている。

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B3:山頂の森」について
熱帯・亜熱帯地域の標高が高い山地には、霧が多く湿度の高い「雲霧林」が発達します。徳之島では井之川岳山頂付近を中心に見られ、限られた日射により、低地の森と比べて樹高が低くなっています。ここでは地面だけでなく、木の幹や枝にも数多くの着生植物やシダ植物、蘚苔類が見られます。