
ボチョウジPsychotria asiatica
アカネ科
- 分布
- 屋久島、種子島〜琉球、台湾、中国南部、東南アジア、インド
- 環境省レッドリスト(2020)
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常緑樹林の林床で見られる常緑低木。6、7月に花を咲かせるが、小さくてあまり目立たず、むしろ冬に果実をつけた姿の方が印象的。果実は完熟すると赤くなるが、実によって熟れ具合がバラバラで緑、黄、赤が入り混じる。徳之島には近縁種でよく似たナガミボチョウジも自生しており、こちらは主に石灰岩地で見られる。

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B1:里の森」について
徳之島の森林の大半は過去に伐採された二次林です。特に集落の近くには、人の手が入ってから間もなく光が入りやすい森が広がり、所々に残る道跡や炭窯跡、畑跡が人と自然の関わりを感じさせます。こうした身近な里の森には、明るい環境を好む生きものが多く暮らしています。