
エゴノキStyrax japonicus
エゴノキ科
- 分布
- 北海道~琉球、台湾、朝鮮半島、中国、ベトナム、ラオス、ミャンマー、フィリピン
- 環境省レッドリスト(2020)
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北海道から沖縄まで日本全国で見られる落葉小高木。山地の明るい林道沿いや谷筋で見られる。本州では初夏の花として知られるが、奄美群島では3月に花期のピークを迎え春の訪れを告げる。また奄美群島では花期に幅があるのも特徴で、早いものだと12月、遅いもので6月頃にも花が見られる。花冠は普通5つに裂けるが、3~7つに分かれているのもしばしば見られる。種子は有毒で、魚毒として漁に利用された。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A3:深い森」について
山地の谷筋には湿度の高い森が広がります。こうした環境ではしばしばオキナワウラジロガシが群生し、その中には板根を大きく発達させた高さ20m以上、幹の直径は1mを超えるものも見られます。また、湿度の高い環境を好む動植物が多く、尾根沿いの森とともに徳之島の豊かな生物相を支えています。