
ふさふさかたつむり
トクノシマケハダシワクチマイマイMoellendorffia tokunoensis
柄眼目 ナンバンマイマイ科
- 全長
- 殻長: 9.4~19.2mm 殻径:11.3~21.2mm内外
- 分布
- 徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
- 絶滅危惧IB類(EN)
朽ち木で見られることが多く、箱庭でも朽ち木を這う様子を観察できる。
貝殻は本属では大型で、平巻状。 殻色は暗栗色。殻表に粗密2種の毛が密生し、規則的に配列する。螺塔は低平で埋没する。 層は4.5層。
徳之島の山林に生息する。倒木の下や内部に生息しているが、湿度が高いと出歩く場合もある。

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B3:山頂の森」について
熱帯・亜熱帯地域の標高が高い山地には、霧が多く湿度の高い「雲霧林」が発達します。徳之島では井之川岳山頂付近を中心に見られ、限られた日射により、低地の森と比べて樹高が低くなっています。ここでは地面だけでなく、木の幹や枝にも数多くの着生植物やシダ植物、蘚苔類が見られます。