
美しい鳴き声と優雅な姿
リュウキュウサンコウチョウTerpsiphone atrocaudata illex
スズメ目 カササギヒタキ科
- 全長
- 雄44.5cm程度、雌17.5cm程度
- 分布
- 琉球(奄美大島以南)、台湾、フィリピンなど
- 環境省レッドリスト(2020)
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鳴き声がツキヒホシ (月日星) ホイホイホイと聞こえることが名前 (三光鳥) の由来。姿を見ることは少ないが、箱庭では若い雄が鳴いている様子を観察できる。
雄成鳥は頭部と胸が黒く、嘴とアイリングはコバルトブルーで、雄成鳥の中央尾羽2枚は極端に長いのが特徴。雌成鳥は頭部から胸は灰褐色、雄に比べると尾羽は短い
夏鳥として飛来し、昆虫などを捕食する。地上に降りることはほとんどない。5~6月頃にカップ型の巣を作り繁殖する。縄張り意識が強い。

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B3:山頂の森」について
熱帯・亜熱帯地域の標高が高い山地には、霧が多く湿度の高い「雲霧林」が発達します。徳之島では井之川岳山頂付近を中心に見られ、限られた日射により、低地の森と比べて樹高が低くなっています。ここでは地面だけでなく、木の幹や枝にも数多くの着生植物やシダ植物、蘚苔類が見られます。