
原始的なクモ
トクノシマキムラグモHeptathela kanenoi
クモ目 ハラフシグモ科
- 全長
- 9~13mm
- 分布
- 徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
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地面に掘った穴に棲んでおり、入口につけた扉を少し持ち上げて獲物が通りかかるのを待ち伏せする。箱庭では、ちょうど獲物を捕らえたようだ。
原始的なクモで、腹部には体節のなごりである背板があり、ほかのクモ類とは一見して区別できる。
雌はほとんど移動することがないが、雄は成熟すると巣穴を出て雌を探索して徘徊する。

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B2:深い森」について
伐採からときが経つにつれ、森の木々は高く、太く成長していきます。徳之島の森を代表するスダジイなどの高木が林冠を形づくり、その下には中低木、下草など植物の階層が生まれ、林床は次第に暗くなっていきます。こうして徳之島の動物相を支える豊かな森に成長していくのです。