
森に住むヤモリ
アマミヤモリGekko vertebralis
有鱗目 ヤモリ科
- 全長
- 10~14cm
- 分布
- 奄美群島(奄美大島、加計呂麻島、与路島、請島、徳之島)およびトカラ列島(小宝島)
- 環境省レッドリスト(2020)
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指に趾下薄板という構造があり、垂直な壁も難なく動き回ることができる。箱庭では、木の幹に張り付いている。
地色は多くの場合、灰色や薄い黄色であるが、中には黄色みの非常に強い個体や、黒っぽい斑紋の目立つ個体もみられる。
夜間に昆虫類などを食べる。原生林やそれに準じた環境に多く、人家近くで目撃されることは稀。

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B2:深い森」について
伐採からときが経つにつれ、森の木々は高く、太く成長していきます。徳之島の森を代表するスダジイなどの高木が林冠を形づくり、その下には中低木、下草など植物の階層が生まれ、林床は次第に暗くなっていきます。こうして徳之島の動物相を支える豊かな森に成長していくのです。