徳之島世界遺産センター 徳之島世界遺産センター
オキナワキノボリトカゲ
木登りが得意

オキナワキノボリトカゲDiploderma polygonatum polygonatum

有鱗目 アガマ科

全長
17~27cm
分布
奄美群島、沖縄諸島
環境省レッドリスト(2020)
絶滅危惧II類(VU)
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箱庭では、ヘッドボビングという頭を上下に振る腕立て伏せのような運動を行っている様子が見られる。これは求愛や威嚇など様々な場面で見られる。

背面の基色は、鮮明な緑色から黒色まで、同一個体内でも環境や心理状態などによって変化する。背中線上に弱い鋸歯状の鱗列がある。

名前のとおり樹上性で、雄は縄張りを持つ。昼行性で昆虫類などを捕食する。島内で見られる他のトカゲ類と異なり、尻尾を自切することはない。

日本固有種 徳之島「B:尾根沿いの森」の「B2:深い森」

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B2:深い森」について

伐採からときが経つにつれ、森の木々は高く、太く成長していきます。徳之島の森を代表するスダジイなどの高木が林冠を形づくり、その下には中低木、下草など植物の階層が生まれ、林床は次第に暗くなっていきます。こうして徳之島の動物相を支える豊かな森に成長していくのです。

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