
ゴマダラカミキリなのにミカンに集まらない
トクノシマゴマダラカミキリAnoplophora oshimana tokunoshimana
コウチュウ目 カミキリムシ科
- 全長
- 35~38mm程度
- 分布
- 徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
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日中に活動し、木に留まっている様子を見かける。箱庭でも、木に留まっている様子を観察できる。
オオシマゴマダラカミキリA. oshimana の亜種。黒を基調とした上翅には乳白色の斑紋が見られる。
マンサク科のイスノキを食する。本来人里のカンキツ樹を加害しないとされるが、徳之島では本州などから侵入したゴマダラカミキリ A. malasiacaとの雑種が出現し、雑種によるカンキツ樹への加害が見られる。

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B1:里の森」について
徳之島の森林の大半は過去に伐採された二次林です。特に集落の近くには、人の手が入ってから間もなく光が入りやすい森が広がり、所々に残る道跡や炭窯跡、畑跡が人と自然の関わりを感じさせます。こうした身近な里の森には、明るい環境を好む生きものが多く暮らしています。