徳之島世界遺産センター 徳之島世界遺産センター
トクノシマノコギリクワガタ
湾曲した大顎を持つクワガタ

トクノシマノコギリクワガタProsopocoilus dissimilis makinoi

コウチュウ目 クワガタムシ科

全長
雄34~72mm、雌29~35mm程度
分布
徳之島
環境省レッドリスト(2020)
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夜行性で、スダジイ、タブノキなどの樹液に集まる他、明かりにも飛来する。箱庭では、スダジイにつかまっているところを観察できる。

アマミノコギリクワガタP. dissimilisの亜種。体色は赤褐色または黒褐色で、大型の雄の大顎は下方に曲がるがノコギリクワガタP. inclinatusほどではない。

成虫は、6~10月に発生し、梅雨明け直後から7月下旬までが発生のピークとなる。

日本固有種 徳之島「B:尾根沿いの森」の「B1:里の森」

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B1:里の森」について

徳之島の森林の大半は過去に伐採された二次林です。特に集落の近くには、人の手が入ってから間もなく光が入りやすい森が広がり、所々に残る道跡や炭窯跡、畑跡が人と自然の関わりを感じさせます。こうした身近な里の森には、明るい環境を好む生きものが多く暮らしています。

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