
森の宝石
アマミハンミョウSophiodela ferriei
コウチュウ目 オサムシ科
- 全長
- 17mm程度
- 分布
- 奄美大島、加計呂麻島、徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
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箱庭では、夜間に葉の上で休息している様子が見られる。
背面の色について、徳之島では大部分が青色だが、黒色や銅緑色など変異が大きい。なお奄美大島では銅緑~銅赤色がほとんどで、青色の個体は確認されてない。
開けた箇所を好み、主に夏場に林道でよく見かける。肉食性で、日中に大きな顎で小型の無脊椎動物を捕らえる。幼虫は地中の巣穴から頭だけを地表に出して獲物を待ち伏せする。

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B1:里の森」について
徳之島の森林の大半は過去に伐採された二次林です。特に集落の近くには、人の手が入ってから間もなく光が入りやすい森が広がり、所々に残る道跡や炭窯跡、畑跡が人と自然の関わりを感じさせます。こうした身近な里の森には、明るい環境を好む生きものが多く暮らしています。