徳之島世界遺産センター 徳之島世界遺産センター
リュウキュウアブラゼミ
実は珍しい、茶色い翅のセミ

リュウキュウアブラゼミGraptopsaltria bimaculata

カメムシ目 セミ科

全長
50~62mm
分布
奄美大島~沖縄本島周辺
環境省レッドリスト(2020)
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セミの仲間は、腹部内にある発音筋により腹部を振動させて音を出し、腹部の空洞で響かせる事で音を大きくしている。箱庭では、懸命に鳴く姿が観察できる。

体色は黒色~赤褐色。翅は茶色を基調として黄緑色の翅脈が見られ、セミの仲間では珍しく不透明。

「ギリギリギリギーーィ!」という4~5秒の鳴き声を繰り返す。6月初旬〜11月上旬頃まで発生が見られる。

日本固有種 徳之島「B:尾根沿いの森」の「B1:里の森」

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B1:里の森」について

徳之島の森林の大半は過去に伐採された二次林です。特に集落の近くには、人の手が入ってから間もなく光が入りやすい森が広がり、所々に残る道跡や炭窯跡、畑跡が人と自然の関わりを感じさせます。こうした身近な里の森には、明るい環境を好む生きものが多く暮らしています。

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