
秋の訪れを告げる鳥
サシバButastur indicus
タカ目 タカ科
- 全長
- 約50㎝
- 分布
- 渡り鳥であり、日本、朝鮮半島、中国東部で繁殖し、琉球、中国南部、東南アジアなどで越冬する。
- 環境省レッドリスト(2020)
- 絶滅危惧II類(VU)
渡り鳥であるサシバは、秋になると徳之島にやってくる。箱庭では、空に舞うサシバを見ることができる。
腹は白色で茶褐色の横斑があり、若鳥ではこれが縦斑になる。
「ピックイー」とよく通る声で鳴く。徳之島では9月中旬から遅くて5月中旬頃まで見られ、森林部とサトウキビ畑や牧草地などの開けた農耕地に生息し、主にバッタ類、トカゲ類、カエル類などを餌にしている。

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B1:里の森」について
徳之島の森林の大半は過去に伐採された二次林です。特に集落の近くには、人の手が入ってから間もなく光が入りやすい森が広がり、所々に残る道跡や炭窯跡、畑跡が人と自然の関わりを感じさせます。こうした身近な里の森には、明るい環境を好む生きものが多く暮らしています。