
意外と少ないクワガタ
トクノシマコクワガタDorcus amamianus kubotai
コウチュウ目 クワガタムシ科
- 全長
- 雄18~38mm、雌20~32mm
- 分布
- 徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
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樹液や明かりに集まる。箱庭では、オキナワウラジロガシにしがみついているのを観察できる。
アマミコクワガタD. amamianusの亜種。コクワガタD. rectusとの類縁関係は近くなく、大アゴの形態もあまり似ていない。
成虫は、5~10月 に見られ、8月頃に個体数を増す。トクノシマノコギリクワガタ等に比べて比較的見かける機会は少ない。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A3:深い森」について
山地の谷筋には湿度の高い森が広がります。こうした環境ではしばしばオキナワウラジロガシが群生し、その中には板根を大きく発達させた高さ20m以上、幹の直径は1mを超えるものも見られます。また、湿度の高い環境を好む動植物が多く、尾根沿いの森とともに徳之島の豊かな生物相を支えています。