
瑠璃色に輝くゴキブリ
アカボシルリゴキブリEucorydia tokaraensis
ゴキブリ目 ムカシゴキブリ科
- 全長
- 雄10.5~11.0mm前後、雌11.5~13.0mm前後
- 分布
- 悪石島、奄美大島、徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
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成虫の雄は日中に葉っぱの上でたたずむことがあるという。箱庭でも、葉の上にいる雄を観察することができる。
極めて美しいゴキブリで、外翅が瑠璃色に輝く。また、雌雄ともに外翅に明瞭な黄赤色の斑紋がある。
ルリゴキブリ属で最も北まで分布する種。また、分布域は日本産ルリゴキブリの中で最も広い。雑食性。徳之島ではほとんど見つかっていない。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A3:深い森」について
山地の谷筋には湿度の高い森が広がります。こうした環境ではしばしばオキナワウラジロガシが群生し、その中には板根を大きく発達させた高さ20m以上、幹の直径は1mを超えるものも見られます。また、湿度の高い環境を好む動植物が多く、尾根沿いの森とともに徳之島の豊かな生物相を支えています。