
リュウキュウイノシシSus scrofa riukiuanus
ウシ目 イノシシ科
- 全長
- 110cm前後
- 分布
- 奄美大島と周辺島、徳之島、沖縄島、石垣島、西表島
- 環境省レッドリスト(2020)
- 徳之島のリュウキュウイノシシ,絶滅のおそれのある地域個体群(LP)
雑食性で木の実や種子などの植物から、昆虫や爬虫類、両生類、ネズミ類などの動物も食べる。箱庭では、親子でサカモトサワガニを食べようとしているようだ。
体重は成獣でも60kgくらいまでにしかならず、100kgを超えることもあるニホンイノシシよりも明らかに小さい。
雌は春と秋に年2回出産する。昼行性だが夜間も活動する。徳之島の個体群は、一部ニホンイノシシやブタとの交雑が疑われている。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A2:沢沿いの森」について
徳之島では、豊富な雨が地盤を削り、幾筋もの尾根と谷が形成されてきました。雨のたびに増水と減水を繰り返す過酷な環境には、水流や乾燥に適応した植物が生育します。また、水辺ではカエル類やトンボ類が繁殖するなど、固有種を含む多くの生きものの生活の場となっています。