
アマミミナミサワガニAmamiku amamensis
十脚目 サワガニ科
- 全長
- 30mm前後
- 分布
- 口永良部島、屋久島、奄美大島、徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
- 絶滅危惧II類(VU)
サワガニの仲間は幼生期を卵で過ごすため、子供は親と同じ姿で孵化する。箱庭では、卵を抱えたところを観察することができる。
甲面は平たく、前側縁に切れ込みがある。属名は奄美地方に伝わる神「アマミク」に由来する。
山林の沢やその周辺に生息し、島では普通に観察できる種。雑食性。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A2:沢沿いの森」について
徳之島では、豊富な雨が地盤を削り、幾筋もの尾根と谷が形成されてきました。雨のたびに増水と減水を繰り返す過酷な環境には、水流や乾燥に適応した植物が生育します。また、水辺ではカエル類やトンボ類が繁殖するなど、固有種を含む多くの生きものの生活の場となっています。