
名前は地震学者のミルン氏に由来
ヒメミルンヤンマAeschnophlebia milnei naica
トンボ目 ヤンマ科
- 全長
- 約61~68mm
- 分布
- 奄美大島、加計呂麻島、請島、徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
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薄暗い時間帯によく活動し、日中は木にぶら下がって休息する。箱庭でも、休息しているところを観察できる。
ミルンヤンマA. milnei の亜種で、当初独立種として記載されたが、その後の研究でミルンヤンマの亜種となった。
山林の沢に生息し、成虫は夏頃に出現する。雌は沢の朽木などに停まって産卵する。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A2:沢沿いの森」について
徳之島では、豊富な雨が地盤を削り、幾筋もの尾根と谷が形成されてきました。雨のたびに増水と減水を繰り返す過酷な環境には、水流や乾燥に適応した植物が生育します。また、水辺ではカエル類やトンボ類が繁殖するなど、固有種を含む多くの生きものの生活の場となっています。