
瑠璃色の美しいトンボ
アマミルリモントンボCoeliccia ryukyuensis amamii
トンボ目 モノサシトンボ科
- 全長
- 雄44~55mm、雌43~52mm
- 分布
- 奄美大島、徳之島、加計呂麻島、請島、与路島
- 環境省レッドリスト(2020)
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箱庭で見られるように、連結産卵中に直立姿勢で雌を他の雄から警護する習性がある。
リュウキュウルリモントンボC. ryukyuensisの奄美群島固有亜種。雄は成熟すると胸部の斑紋と複眼が青色に変化する。雌は黄緑色が多いが、雄と同様の体色になる個体も見られる。
林内の沢で見られ、雄は淀みなどの周囲に止まって縄張りをもち、雌が現れると連結して移精、交尾する。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A2:沢沿いの森」について
徳之島では、豊富な雨が地盤を削り、幾筋もの尾根と谷が形成されてきました。雨のたびに増水と減水を繰り返す過酷な環境には、水流や乾燥に適応した植物が生育します。また、水辺ではカエル類やトンボ類が繁殖するなど、固有種を含む多くの生きものの生活の場となっています。