
徳之島固有亜種のトンボ
トクノシマトゲオトンボRhipidolestes amamiensis tokunoshimensis
トンボ目 トゲオトンボ科
- 全長
- 雄43~48mm、雌36~41mm
- 分布
- 徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
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雄は縄張りを持ち、産卵に訪れる雌を待ち受けて交尾する。雄同士の縄張り争いでは赤い脚を見せつける行動を取る。箱庭では、交尾中のペアを観察することができる。
アマミトゲオトンボR. amamiensisの亜種。雄の腹部末端にトゲ状の突起があり、これが和名の由来となっている。
卵期間 1か月程度、幼虫期間2年程度と推測される (2年1世代)。 幼虫で越冬すると思われる。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A2:沢沿いの森」について
徳之島では、豊富な雨が地盤を削り、幾筋もの尾根と谷が形成されてきました。雨のたびに増水と減水を繰り返す過酷な環境には、水流や乾燥に適応した植物が生育します。また、水辺ではカエル類やトンボ類が繁殖するなど、固有種を含む多くの生きものの生活の場となっています。