
アマミアカガエルRana kobai
無尾目 アカガエル科
- 全長
- 雄3.2~4.1cm、雌3.5~4.6cm
- 分布
- 奄美大島、加計呂麻島、徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
- 準絶滅危惧(NT)
主に11月~1月頃、流れの緩い沢の澱みや水たまりなどに卵を産む。箱庭では、繫殖のために集まっている様子が見られる。
眼周辺に黒褐色の横帯が入る。背側に明瞭な線状の隆条があり、手足が長い。水かきは後肢のみ発達している。
主に山地の湿った常緑広葉樹林に生息する。「キョッ・キョッ・キョッ・・・」と小鳥のさえずりのように鳴く。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A2:沢沿いの森」について
徳之島では、豊富な雨が地盤を削り、幾筋もの尾根と谷が形成されてきました。雨のたびに増水と減水を繰り返す過酷な環境には、水流や乾燥に適応した植物が生育します。また、水辺ではカエル類やトンボ類が繁殖するなど、固有種を含む多くの生きものの生活の場となっています。