
アマミハナサキガエルOdorrana amamiensis
無尾目 アカガエル科
- 全長
- 雄5.6~6.9cm、雌7.5~12.0cm
- 分布
- 奄美大島、徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
- 絶滅危惧II類(VU)
徳之島では、山奥から集落近くの身近な森まで広い範囲に生息し、地表付近の昆虫などを食べる。箱庭では、マダラコオロギを食べているようだ。
顔の先端に鼻の穴があるのが和名の由来。後肢が長く、ジャンプ力が強い。徳之島では最も大型のカエルで、奄美大島のものよりも大型化する。
鳴き袋がなく、高く細い声でピッやキュッと断続的に鳴く。ほとんど森林の沢沿いでしか鳴かず、声も小さいことから聞かれることは稀。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A1:身近な森」について
徳之島には高い山地がある一方で、それを取り巻くように隆起サンゴ礁の台地が広がっています。琉球石灰岩を母岩とするこの台地は、侵食作用を受けて複雑な地形をつくってきました。そこに広がる森は、石灰岩質を好む植物によって構成され、徳之島の自然を特徴づける大事な要素となっています。