
背が高いかたつむり
トクノシマヤマタカマイマイSatsuma tokunoshimana
柄眼目 ナンバンマイマイ科
- 全長
- 殻長:17〜22mm 殻径:21~26mm
- 分布
- 徳之島
- 環境省レッドリスト(2020)
- 絶滅危惧II類(VU)
里山から林内まで生息し、比較的よく見かける。箱庭では、葉の上を這っているところを観察できる。
螺層は5 +1/4~5.5層。貝殻は球~円錐形。殻高が大きいのが名前の由来。殻色は淡黄白色で、体層周縁上に紫褐色の色帯をめぐらす。
カタツムリの仲間は雌雄同体で、交尾した後はそれぞれ産卵する。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A1:身近な森」について
徳之島には高い山地がある一方で、それを取り巻くように隆起サンゴ礁の台地が広がっています。琉球石灰岩を母岩とするこの台地は、侵食作用を受けて複雑な地形をつくってきました。そこに広がる森は、石灰岩質を好む植物によって構成され、徳之島の自然を特徴づける大事な要素となっています。