徳之島世界遺産センター 徳之島世界遺産センター
マダラコオロギ
地味だけどマツムシの仲間

マダラコオロギCardiodactylus guttulus

バッタ目 マツムシ科

全長
37mm前後
分布
琉球(奄美大島以南)、台湾
環境省レッドリスト(2020)
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草や木の上で暮らして、葉っぱなどを食べる。箱庭でも木の根にしがみついているようだ。

和名にコオロギとついているがマツムシ類に該当する。茶褐色を基調とし、足の基部等は黄褐色。翅に顕著な黄斑を持つ。触角は非常に長い。雌は産卵管を持ち容易に区別可能。

個体数が多く、里地から山林まで、野外でも観察しやすい。昼夜問わず「シッシッ…」と鳴く。8~1月頃に成虫が出現する。

日本固有種 徳之島「A:谷沿いの森」の「A1:身近な森」

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A1:身近な森」について

徳之島には高い山地がある一方で、それを取り巻くように隆起サンゴ礁の台地が広がっています。琉球石灰岩を母岩とするこの台地は、侵食作用を受けて複雑な地形をつくってきました。そこに広がる森は、石灰岩質を好む植物によって構成され、徳之島の自然を特徴づける大事な要素となっています。

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