徳之島世界遺産センター 徳之島世界遺産センター
アマミアオガエル
美しい鳴き声の大型のカエル

アマミアオガエルZhangixalus amamiensis

無尾目 アオガエル科

全長
雄 4.5~5.6cm、雌 6.5~7.5cm
分布
奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島
環境省レッドリスト(2020)
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繁殖期にはキャラララッと美しい声で鳴く。箱庭では、雌を呼ぶ雄を観察できる。

琉球列島産のアオガエル属のうちでは体がもっとも大きい。吸盤が発達し、背面の皮膚はおおむね平滑。体色は緑だが、黄褐色や茶色味が強い個体も見られる。

主として樹上で生活する。繁殖期は12月から5月頃にまで及び、水田や水溜りの周囲の草の間、コケの下、灌木の枝などに白い泡状の卵塊を産む。

日本固有種 徳之島「A:谷沿いの森」の「A1:身近な森」

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A1:身近な森」について

徳之島には高い山地がある一方で、それを取り巻くように隆起サンゴ礁の台地が広がっています。琉球石灰岩を母岩とするこの台地は、侵食作用を受けて複雑な地形をつくってきました。そこに広がる森は、石灰岩質を好む植物によって構成され、徳之島の自然を特徴づける大事な要素となっています。

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