
日本最小のカエル
ヒメアマガエルMicrohyla okinavensis
無尾目 ヒメアマガエル科
- 全長
- 雄2.4cm、雌2.8cm程度
- 分布
- 喜界島、奄美大島から宮古諸島
- 環境省レッドリスト(2020)
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喉に1つの大きく発達した鳴き袋を持ち、ギーコ、ギーコやギリリリ…と聞こえる大きい声で鳴く。箱庭では、雌を呼ぶ雄を観察できる。
日本最小のカエル。頭部は非常に小さいが、後肢は長く頑丈。みずかきは発達が悪い。
低地から山地まで広く分布。繫殖期は3~7月頃で、水たまり、池など止水ないし緩い流水に産卵する。泳ぐのは上手くない。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A1:身近な森」について
徳之島には高い山地がある一方で、それを取り巻くように隆起サンゴ礁の台地が広がっています。琉球石灰岩を母岩とするこの台地は、侵食作用を受けて複雑な地形をつくってきました。そこに広がる森は、石灰岩質を好む植物によって構成され、徳之島の自然を特徴づける大事な要素となっています。