
トクノシマテンナンショウArisaema kawashimae
サトイモ科
- 分布
- 徳之島(固有)
- 環境省レッドリスト(2020)
- 絶滅危惧ⅠA類(CR)
箱庭では、冬にひっそりと咲いている
山頂付近の湿った森にのみ生育するテンナンショウの仲間。1、2月に花を咲かせる。花に見える部分は「仏炎苞」と呼ばれ、この中で本物の花が咲いている。徳之島の山地にはアマミテンナンショウも見られるが、これと比べトクノシマテンナンショウは仏炎苞がチョコレート色をしている。

この動物が生息する「B:尾根沿いの森」「B3:山頂の森」について
熱帯・亜熱帯地域の標高が高い山地には、霧が多く湿度の高い「雲霧林」が発達します。徳之島では井之川岳山頂付近を中心に見られ、限られた日射により、低地の森と比べて樹高が低くなっています。ここでは地面だけでなく、木の幹や枝にも数多くの着生植物やシダ植物、蘚苔類が見られます。