
カツモウイノデCtenitis subglandulosa
オシダ科
- 分布
- 本州(千葉以西)、四国、九州、琉球、台湾、中国南部、インド北東部、フィリピン、グアム、インドネシア、東ニューギニア、フィジー
- 環境省レッドリスト(2020)
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徳之島の林内で普通に見られる中~大型のシダ植物。葉は生長すると70cm程度に達し、カツモウ(褐毛)の名の通り、葉柄に茶褐色の鱗片が毛のようにつく。林内の少し乾いた環境でときに大きな群落になり、足下が見えなくなるため、ハブがいるのではないかと肝を冷やす。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A3:深い森」について
山地の谷筋には湿度の高い森が広がります。こうした環境ではしばしばオキナワウラジロガシが群生し、その中には板根を大きく発達させた高さ20m以上、幹の直径は1mを超えるものも見られます。また、湿度の高い環境を好む動植物が多く、尾根沿いの森とともに徳之島の豊かな生物相を支えています。