
シマサルスベリLagerstroemia subcostata var. subcostata
ミソハギ科
- 分布
- 琉球(奄美大島、喜界島、徳之島)、台湾、中国
- 環境省レッドリスト(2020)
- 準絶滅危惧(NT)
箱庭では、沢筋に生えた木の特徴的な樹皮を観察できる
山地の渓流沿い、谷沿いなど湿った場所で見られる落葉高木。国内では奄美群島でのみ見られる。最大の特徴である幹は、茶褐色の樹皮がよくはがれ、白い斑紋状なる。花期は夏頃で、細かな花を枝先に密生させる。日本に自生するサルスベリ属は、本種と本種の変種であるヤクシマサルスベリの1種1変種。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A2:沢沿いの森」について
徳之島では、豊富な雨が地盤を削り、幾筋もの尾根と谷が形成されてきました。雨のたびに増水と減水を繰り返す過酷な環境には、水流や乾燥に適応した植物が生育します。また、水辺ではカエル類やトンボ類が繁殖するなど、固有種を含む多くの生きものの生活の場となっています。