
オオアマミテンナンショウArisaema heterocephalum subsp. majus
サトイモ科
- 分布
- 徳之島(固有)
- 環境省レッドリスト(2020)
- 絶滅危惧ⅠA類(CR)
箱庭では、冬に力強い花を咲かせている
低地の崖や林縁に生育するテンナンショウの仲間。12~1月頃にかけて花を咲かせ、大きい個体は高さ60cmほどにまで達する。亜種のアマミテンナンショウは奄美大島から徳之島の山地に生育するが、生育環境が異なるほか、より大型で植物体全体が緑がかっていることが特徴。

この動物が生息する「A:谷沿いの森」「A1:身近な森」について
徳之島には高い山地がある一方で、それを取り巻くように隆起サンゴ礁の台地が広がっています。琉球石灰岩を母岩とするこの台地は、侵食作用を受けて複雑な地形をつくってきました。そこに広がる森は、石灰岩質を好む植物によって構成され、徳之島の自然を特徴づける大事な要素となっています。